ジコカイジ

self-disclosure‐‐‐乳がんのこと、仕事のこと、生き方のことを書いていくchisa/千祥のブログ。

四柱推命O先生の確度は高い。

乳がんワンスモアとなって1年となるわけだが。

 

早いものでもう6月に突入である。2018年も半分は終わった。一体なにしてたんだろ?と思うけど、4月までは放射線治療していたから、今年のほとんどは治療に費やしていたんだなあ。でも、これからこれから。

 

去年、右乳房にがんが見つかってから、もう1年経つのだ。忘れもしない。2017年5月の最終日曜日。ベッドの中で、なんとなく気まぐれに、胸にシコリがないかを確かめてみる気になったのだった。2001年に治療した左胸をまず確認し、右胸に手を滑らしてみた。すると外側の下部にしこりがあったのだ。昨年の検診ではなんにもなかったのに、しっかりとした固さのしこりが。

 

翌朝一番で病院に予約を取り、検査を受けて一発で乳がん確定したのだが、あーやっぱり占いのO先生すごいわ。本当にすごい。あの時O先生が言っていたのはこれか、と改めてその技量、確度に感服したのだ。

 

あらゆる意味で損失を経験した2017年

 

2017年という年は、2度目の乳がんになったことだけではなく、あらゆる意味で私の大切にしていたもの、執着していたものを手放すことになった、損失を経験した年として記憶することになると思う。

 

そういう1年になる予感は全くなかった。1月は修士論文を提出し、内容も評価も満足するものになった。その勢いで博士課程の試験もなんとか突破した。そこまではよかった。いま思えばなのだけど、4月からの流れがおかしかった。

 

2017年は、仕事を勢いに乗せたいと切望していた。ライターとしてもっと前に出るんだという意気込みがあった。今までとは違うフィールド、やり方を求めて、そのためにはなんでもやってやる!とどこまでも前向きな構えであった。それが3月までの流れ。

 

4月に入ると、途端にその流れがよどみ出す。私がこの心機一転に寄せて、頼りにしていた人やモノが、ある日突然なんの前触れもなしに、私から遠ざかって行ったのだ。私はパニックになり、朝も昼も夜も、そのことだけを考えていた。考えても答えが出ないとき、誰に相談してもラチがあかないとき、私ができることは占いに行くことしかなかった。

 

千葉県某市の四柱推命のO先生のところへ行く

 

子供のころから占いが好きだった。自分の人生が少しでも良いものであってほしいと子供ながらに思っていた。 あらゆる占いに行った。インド占星術(これもある意味すごい精度を誇る)、西洋占星術、タロット、ルノルマンカード(これもなかなか素晴らしいものがある)、預言カフェ(ある意味これも奥が深い)などなど、そもそもが占い好きのため、ひとたび何かあれば占いに行く。

 

ということで、O先生のところにももちろん行く。O先生とはかれこれ10年近くなるお付き合いだ。某ブランドPRのお姉さまから紹介されたのがご縁のはじまり。今回も散々他の占いに行ったけれど、やはりO先生の意見も聞いておきたかった。

 

電話予約する際に、改めて私の名前、生年月日、わかれば生まれた時間までお伝えすると、O先生が四柱推命の命式(星占いでいうところのチャート)を作成し、予約日までに読み解いておいてくれるのだ。予約日は5月半ばだったと思う。お久しぶりですと挨拶もそこそこに、今回まず私が頼りにしていた人やモノとの関係や今後考えられる推移について聞いた。

 

悩みに悩んでいたのとは裏腹に、そんなことはどうでもよいので、放っておきましょう、とのこと。放っておくって?私は今年、人生まるっと変えるつもりなのに! でも、O先生はたじろがない。それはもう放っておきましょう、と静かにきっぱりと言った。私が信頼していた人も、コトも放っておけと。この答えを聞いてほぼ不貞腐れ気味の私に、O先生は続けて言った。いやあもうそんなことはどうでもよくてね、実はこれから大変なことが起こるんです、と切り出した。

 

たぶん死なないと思うけど、大変なことが起こります。それがどんなことかはわからないんだけど、どん底です。ここ数年で最大級のどん底がやってきます。まず6月に少しずつ変化を感じますが、7月8月は生きていられればいいね、というくらいどん底に落ちます。9月にはガラガラポンです。どんなことが起こるかがわからなくて申し訳ない。

 

……あのお。人生最大級のどん底って? 7月8月にどん底で、9月にガラガラポンってなにっ? たぶん死なないと思うけど、っていうのが素敵。生きていられればいいね!って。ガラガラポンの意味が全くわからないけど。

 

O先生は突き落とすだけではない。これでもかこれでもかと励ましてくれるのが、いつものO先生話法である。手相を見ながら、いやあいい線を持っていらっしゃる。大丈夫きっと乗り越えられます。9月を過ぎれば少しはマシになるからね。来年の3月まで我慢だよ。3月には面白いことが起こるなあ。

 

と、まあ6月から9月までは要注意、2018年3月は面白い。執着していることは放っておけ。とノートにメモして退出した。

 

O先生の占いの確度はやはり高い。

 

人生最大かどうかはわからないけど、大変なことは確かに起こった。1年前の検査ではなんともなかったのに、6月1日右胸のしこりはがんと確定。がんになるわ、アテにしていたこともなくなるわで、精神的な落ち込みは半端なものではなかった。

 

7月10日は外出先でぶっ倒れ救急車に乗り、18日入院・手術、8月抗がん剤EC療法開始。と、確かに6月から8月に、今回の治療のハイライトがあり、精神的にも絶不調であった。しかし、9月のガラガラポンがなんだったのか、3月の面白いことがなんだったのかは思い当たることがない。これからわかることなのかもしれない。

 

放っておきましょう、と言われたことについては、結局のところ、放っておくしかなかった。どんなに執着しようにも、抗がん剤の副作用で身動きが取れなかったからだ。

 

抗がん剤、特にEC療法の副作用が厳しいとき、実はその副作用の厳しさが私を助けてくれたのだった。考えたくても考えられない、なにかアクションを起こしたくても動けない。抗がん剤の辛さが、私の思考の暴走を緩やかにしたのだった。体が辛かった時期が、私の心を救ってくれた恰好になった。

 

2017年は損失を経験した年だ。損失に伴う痛みを味わった。でもこの経験から得るものもあった。ふとかけられた言葉や行動の有難さ、ふだんは心に留めないちょっとしたことに、豊かな愛情があったこと。見過ごしていた小さなことのひとつひとつが、心に届いた。

 

やっぱりO先生の精度、確度は高いなあと実感する。6月から始まるどん底に備えることはできなかった。でも、これがあのときO先生が言っていたどん底のこと ?でも私、死なないらしいから大丈夫、と、どこかのんきに過ごせたのは、事前にわかっていたからかもしれない。

 

O先生に報告しにいかなければ、と思いつつまだ行けていない。あれから1年経つからやっぱり会いに行こう。乳がんの治療も終わり、どうやって生活を立て直していくのかを考える指針がほしいと思う。

 

去年の占い行脚については、また書く。インド占星術は特に面白い。

 

 

O先生は、ご自身のサイトなどもお持ちではなく、また連絡先を掲載していいかは確認していないので、ここには載せないことにする。

 

四柱推命 #人生のどん底 

 

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